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沼ガイド

アニメ

『瑠璃の宝石』沼ガイド──拾った石に人間以上の歴史がある

道端に転がっている石を、じっと見たことがあるだろうか。私はなかった。石は石だ。蹴飛ばすか、跨ぐか、そもそも視界に入らないか。それが普通だと思う。『瑠璃の宝石』を読むと、その「普通」が壊れる。キラキラしたものが好きなだけの女子高生・瑠璃が、鉱...
アニメ

『侵略!イカ娘』沼ガイド──侵略されたのはこっちの心だった

海から侵略者がやってきた。海を汚す人類を懲らしめるために。──のだが、この侵略者、海の家の壁を壊した弁償でバイトをしている。侵略はまっったく進まない。それどころか、誰よりも地上を楽しんでいるのは本人だ。『侵略!イカ娘』はそういう作品だ。そし...
アニメ

『WORKING!!』沼ガイド──まともな奴が一人もいないファミレスへようこそ

まともな奴?そんなのいませんけど?『WORKING!!』を語るなら、まずここからだ。この作品、主人公からしておかしい。小さいものしか愛でられない「ミニコン」。なんだよミニコンて。一歩間違ったらアウトなやつだ。普通、主人公は読者の分身になる常...
アニメ

『徒然チルドレン』沼ガイド──気になるところで切られて永遠に読み続けてしまう

恋愛漫画の主役は、普通1組だ。多くても2、3組。『徒然チルドレン』はその常識を最初から捨てている。とにかくカップルの数が多い。読み始めて最初にびっくりするのがそこだ。しかもどのカップルも個性的で、見ていて飽きない。全部でいったい何組いるのか...
アニメ

【沼ガイド】久保さんは僕を許さない|距離感バグの甘さと色付いていく日常

今回沼へ誘いたいのは『久保さんは僕を許さない』だ。甘い。とにかく甘い。だが読み終えてみると、甘さ以上に「モブだった主人公の日常が色付いていく物語」として心に残る。ちょっと不思議なラブコメだ。全12巻で完結済み。アニメ化もされている。今から沼...
アニメ

『黄泉のツガイ』沼ガイド──この作品は底が見えない

荒川弘がまた、底なしの作品を投げてきた。『黄泉のツガイ』。日本の民俗と怪奇が交錯する、新感覚のツガイバトル。これがもう、とんでもない作品だ。1話で世界がひっくり返る導入。読むたびに見つかる「対」の構造。全員が主役級の存在感を持つキャラクター...
アニメ

ろんぐらいだぁす! 沼ガイド|折りたたみ自転車に一目惚れした女子大生の距離感覚が壊れていく話

貯金を全額おろして折りたたみ自転車を買った女子大生が、1年後には太平洋から日本海まで自転車で走っている。書いてて意味がわからないが、読んでると「まあそうなるよな」と納得してしまう。それが『ろんぐらいだぁす!』という作品の恐ろしさだ。三宅大志...
アニメ

『未確認で進行形』変人の密度がおかしい許嫁ラブコメに、15年つかまった話

変人しかいない。許嫁ラブコメのはずなのに、アニメを観ても原作を読んでも、頭に浮かぶ第一声がこれだ。主人公の姉はシスコンの変態。許嫁は無口で影が薄い。許嫁の妹は幼女なのに小姑。全員おかしい。なのに、なぜか居心地がいい。『未確認で進行形』は、そ...
漫画

手品先輩は「残念」の詰め合わせだから沼なんだ|漫画全8巻の沼ガイド

手品が好きなのに、人前だと100%失敗する。見た目は可愛いのに、言動はだいたい下品な方向に転がる。恋愛っぽい空気になりそうで、ならない。それが手品先輩という漫画だ。私はアニメから入った。12分のショートアニメで、ゲラゲラ笑って、ちょっとえっ...
漫画

『川柳少女』沼ガイド──五七五で話す女の子に、13巻分やられた話

五十嵐正邦という漫画家が好きだ。この人の作品は、ギャグのキレ、テンポ、キャラクターの魅力、そして絵の表現力がとにかく刺さる。『川柳少女』は、その五十嵐正邦の代表作だ。全13巻、完結済み。アニメも2019年に放送された。言いたいことを全部五七...